無縫(むほう)の塔~温泉寺の伝説

 温泉寺にはこんな話が伝わっています。
 
 志賀高原の大沼池主の黒竜は荒くれ者で、竜王の怒りに触れてしまいました。罰を受け、そして悪行を反省した黒竜は仏門に入ることにしたのです。そこで、温泉寺の門を叩き身分を名乗り、経緯を述べて、節香和尚の弟子になりました。
 無縫(むほう)の塔~温泉寺の伝説
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 改心した黒竜は修行に励み、ついには受戒を受けるまでになりました。そして、和尚の恩に応えるべく清浄な石を磨いて寿塔を贈ることを約束し、大沼池に帰って往きました。

  その後、黒竜の約束通り住職が変わる度に、その時々の住職の頭に似た石が、横湯川の橋場に流れ着くそうです。

 ですので、寺の裏に並ぶ25基の石塔は、黒竜からの贈り物。この石は、縫い目(継ぎ目)が無いことから地元では「無縫の塔」と呼ばれています。

 温泉寺には、まだ伝説がありますよ。それは、後日に。

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ヤマ
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宿屋をやってます。子どもの頃、マジンガーZやガッチャマンを観た世代。
好きなことは、低い山をポツポツ歩いたり、千曲川沿いを自転車でチャリンチャリン走ったり、テレマークスキーで新雪緩斜面をパフーンと滑ることです。'06購入の秀岳荘テレマーク長靴は、とても楽しい4♪。
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