奉納柱 ~温泉寺の伝説

 温泉寺には次のような伝説があります。

 明治33年に温泉寺で火事がありました。再建工事の時、地元では見慣れぬ若者が一人。高い所でも臆せず、まるで竜のように身軽に作業をこなし、一日の仕事が終わると人知れず姿を消しました。

 工事は日を追って進みましたが、本堂大柱の材木が一本足らず、一同困り果ててしまいました。
 ある日、横湯川の橋場に大柱に適したカツラの木が流れ着きました。その日を境に、若者は姿を見せなくなったそうな。

 そこで、人々は思いあたりました。「あの若者こそは大沼池の黒竜ではないか、そして、この流木は黒竜が贈ってくれた材木ではないか」と。

 現在、本道内正面向かって一番左にある柱には、「大沼池奉納」の札が掲げられています。

 伝説の源の大沼池ってどんな池なのでしょう?これは、次の機会にいたします。

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好きなことは、低い山をポツポツ歩いたり、千曲川沿いを自転車でチャリンチャリン走ったり、テレマークスキーで新雪緩斜面をパフーンと滑ることです。'06購入の秀岳荘テレマーク長靴は、とても楽しい4♪。
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